人の頭より大きなパパイヤが実った。上のほうにある実でも軽く1kgは超えている。他の実より下に生っているのは、ずいぶん早くに生ったからだ。大きくなっては行くが、熟する気配がないので放っていた。どんどん大きくなって行き、そのうち近所の皆さんから「種をもらいたいから」と言われ、ますます採れなくなって熟するのを待っている。このパパイヤの木、沖縄の方言で「なんくるみー」と言って、いつの間にか勝手に生えてきたきたものなのだ。おそらくどこぞのパパイヤの実を食べた野鳥が種ごと呑み込み、我が家に糞と一緒に落としたものであろう。
南城市の「たまぐすく花野果村」の大城浩明氏から教えてもらったところによると、パパイヤの種は実の上の方が雄、真ん中が両性、下の方が雌であるとの事。だから上の方から採った種では実は生らないことになる。種も気になるが、これだけ大きいと熟したときの味も気になる。色づく頃にはまた野鳥もやってくるに違いない。
眺めてはまだかまだかの落果の時パパイヤの主は吾か野鳥か