読谷村むらおこし塾「風の目会」主催の第17回「ウチナー正月」がむら咲むらで開催された。今では村内でも旧正月を祝う家は少なくなったが、我が家でもトートーメーに正月料理を供え、しきたり通りのことは母と夫婦だけで行った。そんな中、祖先伝来の旧正月を忘れないように、そして沖縄の伝統文化を受け継ぐことで地域づくりに活かそうと、このイベントは開催されてきた。「風の目会」のメンバーの一人石嶺傳実氏が先日の読谷村長選挙で村長に選ばれた。17回目を迎えた「ウチナー正月」からもわかるとおり、地域づくりを村民とともに地道に続けてきたことへの評価も高い。
それにしても県外からの移住組もだいぶ増えてきた「ウチナー正月」で、今回の講演がラジオで沖縄文化を紹介している赤瓦ちょうびん氏の沖縄語による沖縄の歴史と読谷村をテーマにした話であった。さらに彼らのウチナーグチ(沖縄語)の理解度の高さには驚かされた。忘れて行くのは当の沖縄人の方が多いかもしれない。