おきなわいち


上地哲の沖縄事典 (おきなわ自転?)
by UECHI
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いらぶスープの素

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 東京で沖縄屋を始めた20年前頃、イラブの燻製を買いに来た某テレビ局からイラブ汁を作ってくれる料理やを紹介してほしいとの依頼を受けた。都内の沖縄料理店をいくつか紹介した。放送日前日になってディレクターが、全ての店に断られたから何とかならないかと泣きついてきた。何軒かに電話を入れてみたが、あんな手間ひまかかる料理は作れないと言う。こうなったら自分で作るしかない。
 沖縄の知人に教えを乞い、午後から材料の調達に動いた。てびち(豚足)、昆布、大根、人参などの食材、大鍋2個、タワシなどを揃えて夕方から調理開始。
 まず燻製のイラブをお湯をかけながらタワシでゴシゴシ、燻製の煤を落とす(この作業が意外と時間を要した)。茶色の肌が顕れたら、鍋で茹でる。別の鍋でてびちを湯がく。てびちは茹でこぼして油分を取っておく。イラブが柔らかくなったら取り出して5cm程の大きさにぶつ切りにする。イラブの棘をピンセットで抜く(この作業も時間がかかる)。イラブを茹でたお湯でできたスープを木綿などで濾して残った煤などを取り除く。このスープが「イラブシンジ」というエキスである。これに昆布、茹でたてびち、大根、人参などを入れ、海水塩で味付け、てびちがトロトロに柔らかくなるまで煮込む。
 一連の工程で、仕上がったのは朝になっていた。味見をした。「旨い!」思わず声が出た。これほどまでとは思わなかったが、何とも言えぬおいしさなのだ。琉球の国王が病気をした時などに食したとされることが頷ける。高価な輸出品でもあったと聞く。さもありなん。徹夜の疲れが見る見る取れて、体全体に精気がみなぎる感じがした。
 テレビ局のアシスタントディレクターが料理を受け取りに来た。鍋ごと渡した。放送時間を楽しみに待った。放送開始。いろいろな国の蛇料理が紹介され、いよいよ沖縄のイラブ汁の番、どんぶりを覗いた山瀬まみが一言、「キャー、気持ち悪い!」・・・、それからイラブ汁はスタジオの誰にも食されることなく放送は終了した。
 あれから何度かイラブ汁を食する機会があったが、自分が作ったものが一番おいしかったと、今でも思う。そんなイラブ汁の味を簡単に作れる方法を考えたら、これがあった。イラブ粉である。イラブ100%の品である。
 昆布でだしを取ったスープにイラブ粉を加えて塩で味付け、鶏手羽と大根を入れて煮た。20分ほどで完成。何とも簡単においしいイラブスープができた。旨い!温かいスープが胃に届き、全身にイラブのエキスが染み渡り、疲れた身体が癒されるようだ。
 商品化にあたって成分分析をかけると、これまた驚きの結果が出た。豊富な必須アミノ酸に加え、コラーゲンの素となるプロリン、グリシン、ヒドロキシプロリンが多く、またエネルギー源で旨味成分のグルタミン酸やアスパラギン酸も多く含まれていることが分かった。さすが琉球の国王御用達の食材である。
 健康食材の王様だと思う。
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問い合わせは、0120-118930、または http://118930.com/ までどうぞ。
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by s.t.uechi | 2012-08-17 10:54 | 沖縄事典

母と父の入院

 7月9日母が脳内出血で那覇空港から救急入院。出血は止まったものの右半身の麻痺と言語障害が出た。今も那覇市内の病院にいるが、リハビリ治療に移ることになり現在転院先を調整中。しっかり者の母は、リハビリも頑張っている。一定程度の回復は期待できる。
 実家近くの医療介護施設に入っていた父は7月18日熱が治まらず救急車で総合病院に入院。肺ガンに肺炎と診断されたが、父の体力では治療が無理と判断、27日介護施設に戻った。また熱が出て、8月6日主治医と面談、ガン治療で総合病院に入院することは止めることを確認。このまま様子を見ることにした。今できることは、フコイダンを与えて経過観察していくことだけ。主治医は、母が退院できるまで持たせたいと言っていた。姉たちには、覚悟をしておく必要があると話した。
 母のはまだわからないが、父の入院費と施設の費用で予想外の出費となった。かなりきつい。これからしばらくは厳しい日々が続きそうだ。
 救いは明るく働き続ける妻と県外で頑張る子供たちだ。自分も明るくいたい。

 母の見舞いの帰り、漫湖に架かる「はりゅう橋」から那覇大橋を望む。
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 母の入院する病院
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by s.t.uechi | 2012-08-15 22:51 | private