おきなわいち


上地哲の沖縄事典 (おきなわ自転?)
by UECHI
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教科書検定撤回要求県民大会

 祖父は防衛隊に徴用され、糸満の激戦地域で米兵に殺された。幼い叔母は栄養失調で亡くなったと聞く。祖母は幼い子供たちを抱え、戦争の中、そして戦後を必死で生き抜いてきて20年前に亡くなった。父は鉄血勤皇隊でからくも生き残り、母は看護隊の瑞泉隊への徴用をまぬがれて生き残った。そして、私たちがいる。戦争を生き抜いた人々は、私たちに戦争の真実を語ってくれた。愛国美談や英雄的戦いではない、悲惨な現実を。 
 「沖縄戦で軍の命令による集団自決はなかった」という政府文部省や右翼の主張は、沖縄戦で生き残った住民やその子や孫、戦後の沖縄を否定しようとするものとも感じるのは私だけではない。
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by s.t.uechi | 2007-09-29 20:47 | 地域

山羊(ヒージャー)の話

 f0014164_10591661.jpg山羊は太古の昔より、洋の東西を問わず、神に捧げる供物として重用されてきたと聞く。沖縄でも、家を建てるときの棟上やコンクリート家屋のスラブ打ちの時など山羊料理が振舞われた。出産した婦人の栄養補給にも使われた。子供の頃、運動会の前日など集落の公民館で栄養会と称して山羊汁を食べさせられたものだ。
 10数年前、東京の私の店に韓国人のご老人が山羊肉を求めに来た。聞けば朝鮮半島でも沖縄と同じように山羊を食するという。同じ食文化の流れに感動したが、来る度に値切られてまいったものである。
 宜野湾市のはごろも牧場では山羊乳の瓶入りミルクとチーズを製造して販売している。牛乳アレルギーの人にも心配なく飲める栄養価の高いミルクとして評価されているらしい。
 f0014164_1134089.jpg名護市勝山のシークァーサー畑は山の急斜面に展開している。昔から山羊が放牧されていて下草を食べて除草し、山羊の糞尿は良い肥やしとなったと言う。今は野犬の被害もあり、シークァーサー畑の中に山羊小屋を作って飼っている。この山羊の活用も勝山地区の特産品となっている。集落の広場には山羊を供養する「羊魂碑」が建つ。公民館に隣接した農村交流センターでは山羊汁が味わえる。また、同地区出身の具志堅ご夫妻が山羊乳のアイスクリームを作られている。大変おいしい逸品である。機会があればぜひ勝山を訪れて賞味いただきたい。f0014164_110192.jpg
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by s.t.uechi | 2007-09-02 10:11 | 沖縄事典